『おばけのいちにち』 ~子どもが自分で読むのにおすすめする絵本~
今回は『おばけのいちにち』という絵本を紹介します。
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この絵本は、私が小学校低学年の時に出合い、何度も図書室に借りに行っていた絵本です。
文章量と内容からいくと4歳児からが読み聞かせにはいいかな、と思いました。
子ども自身が読むとなると、5歳児~小学校低学年向けというところでしょう。
~あらすじ~
ゴロ ゴロ ゴロ
よなかに かみなりがなった。
おかのうえにはおばけのいえがある。
そこでは...
おばけの話ではありますが、ホラーではなくコメディな内容の絵本です。
長新太さん特有のタッチで描かれるシュールなイラスト。
短い文に隠された面白さ。
この絵本の最大の魅力は、長新太さんの独特な世界観です。
深い意味のあるストーリーというわけではないので、大人には面白さが分かりにくいこともあるかもしれません。
この絵本は子ども自身が読むのにおすすめの絵本です。
理由の1つ目は子どもそれぞれのペースで面白さが伝わる内容だから。
この絵本はじわじわと面白さが伝わる絵本なので、子どもが自分のペースで文を読み、イラストをじっくり見る方が、よりこの絵本の面白さが伝わるような気がします。
2つ目は、句読点が使われていないこと。
句読点の代わりに空白と改行を使って、文章の区切りを表現しています。
文字が大きく、少ない文章量で改行されているので、5歳児でも読みやすいと思います。
おばけは一体昼間に何をして過ごしているのか。
だれも知らないおばけの昼間の様子が分かる絵本です。
気になった方はぜひ読んでみてください。
見て頂いてありがとうございました。
次回をお楽しみに!