『おやおや、おやさい』 ~4歳児に読んでみた~
今回は『おやおや、おやさい』という絵本を紹介したいと思います。
~あらすじ~
きょうはいよいよマラソンたいかい...
野菜たちがスタートラインに立っているシーンから始まります。
これは、野菜たちがマラソン大会でスタートしてゴールするまでを描いた物語です。
絵本には、2歳~4歳むきとのことですが、私個人としては3歳児~だと思っています。
2歳児で‘‘マラソン‘‘という行事に参加する園は少なく、イメージを持ちにくいと思う点と、マイナーな野菜が多く登場する点からです。
逆に言ってしまうと、マイナーな野菜の名前と姿を知ることができます。
また、文章は短いですが、カタカナがあるため、子ども自身が読むには小学校低学年むきだと思います。
この絵本の魅力は言葉遊びとイラスト。
短い文の中にあるリズムの良さとイラストの説明がきっちり行われています。
かわいらしいイラストの中には、リアルな野菜がまるっと描かれていて、子どもたちに野菜のそのままの姿を伝えています。
4歳児の子どもたちに読み聞かせると、短い物語なので、あっという間にストーリーを覚えて楽しんでいました。
子どもたちの笑いが起きるのは、かぼちゃのぼっちゃんが川に落ちるところです。
それでも次のページで、文章に説明されていない、ぼっちゃんが助けられるシーンに気づく子どもたち。大人が文字に注目するのに対し、子どもたちはイラストもしっかり見ていることを改めて感じました。
気になった方はぜひ読んでみてください。
見て頂いてありがとうございました。
次回をお楽しみに!