読んであげたい読みたい本

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気ままな絵本などの紹介ブログです

『へんしんトンネル』 ~3歳児からおすすめする絵本~

今回は『へんしんトンネル』を紹介したいと思います。

 

この絵本は幅広い年齢の子が楽しめる絵本で、園のお楽しみ会で大型絵本を読んで大好評でした。

 

~あらすじ~

ふしぎな トンネルが ありました。

そのなも へんしんトンネル。

このトンネルをくぐると、なぜか へんしんしちゃうんです...

 

河童が「かっぱかっぱかっぱ...」とつぶやきながらトンネルをくぐると「ぱかっ、ぱかっ、ぱかっ」元気な馬になってしまいます。

 

今度は、「とけい とけい、とけいとけい」読み続けながらページをめくると...

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 「とけいとけいと、けいと けいと!」

時計が毛糸に変身!

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この絵本は読み方に少しだけコツがいる言葉遊び絵本です。

 

私が意識しているポイントはアクセントをつけるところ。

どうやら、‘‘か‘‘にアクセントをつけると「かっぱ」に、‘‘ぱ‘‘にアクセントをつけると「ぱかっ」に聞こえるようです。

 

2歳児から5歳児に読んでみて。

 

2歳児の子どもたちは、言葉遊びではなく、イラストの変化でこの絵本を楽しんでいるようでした。

 

3~4歳児の子どもたちは、言葉の変化に気づき、言葉遊びと絵本のイラストを合わせて楽しんでいました。

 

5歳児になると、子どもたちなりに次はどんな風に変身するのか予想しながら楽しんでいるようでした。

 

小学校のお子さんでも十分楽しめる絵本だと思います。

 

気になった方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

『かたづけやさーい』 ~2歳児におすすめする絵本~

前回の更新から時間が空いてしまって申し訳ありません。

今回は『かたづけやさーい』を紹介したいと思います。

 

~あらすじ~

楽しそうに遊んでる野菜たち。

みんな たくさん あそんだね

この一言で始まります。

かたづけやさーい...

 

遊びは楽しくてなかなか片付けたくないものです。

「かたづけやさーい」と言われた野菜たち。

当然返事は「えーーーーーっ!」。

 

分かります。遊ぶのって楽しいもんね。まだやりたいよね。

でも、そうさせてあげられない時だってあるのです。

 

そんなときは、お片付けも楽しくすればいいのです。

 

大人の魔法の一言で。

 

これはそんな一言が詰まった絵本です。

 

そういう意味では大人向けの絵本なのかもしれません。

 

玩具の箱をお家に見立てたキャベツちゃん。

色ごとに片づけていったパプリカちゃん。

 

そうやって、お片付けゲームのルールを決めればいいのです。

「お人形さんお昼寝したいみたいだよ」「お片付け競争はじめまーす!」

 

そんな魔法の一言は、「かたづけやさーい!」よりも子どもたちを夢中にする一言だったりするのです。

 

気になった方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

 

 

『すっぽん ぽーん』 ~お着替え絵本~

今回は『すっぽんぽーん』を紹介します。

 

~あらすじ~

とうもろこしちゃん ひとりで ぬぎぬぎ できるかな?...

 

この絵本は大人の手を借りながら着替え始める1歳児から2歳児ごろに読み聞かせをおすすめする絵本です。

 

「すっぽん ぽーん!」「すっぽーん!」など音の響きを楽しみながら、読み進められる内容となっています。

 

登場する野菜もトウモロコシ、キャベツ、トマト、ジャガイモ、タマネギ と子どもたちに親しみのあるものばかりで子どもたちを惹きつけます。

 

子どもたちが盛り上がるのは後半のページ。たまねぎちゃんが皮をむきすぎていなくなってしまうところ。子どもたちが一生懸命いなくなったたまねぎちゃんを探す姿が可愛かったです。

 

園のお着替えの時間では、「すっぽーん!」と声をかけながら楽しく着替えができるようにしています。

 

さて、今日は何の野菜でお着替えしようか?

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

 

※行事準備のため、更新が遅れることが増えますが、ご了承ください。

『おやおや、おやさい』 ~4歳児に読んでみた~

今回は『おやおや、おやさい』という絵本を紹介したいと思います。

 

~あらすじ~

きょうはいよいよマラソンたいかい...

 

野菜たちがスタートラインに立っているシーンから始まります。

これは、野菜たちがマラソン大会でスタートしてゴールするまでを描いた物語です。

 

絵本には、2歳~4歳むきとのことですが、私個人としては3歳児~だと思っています。

 

2歳児で‘‘マラソン‘‘という行事に参加する園は少なく、イメージを持ちにくいと思う点と、マイナーな野菜が多く登場する点からです。

逆に言ってしまうと、マイナーな野菜の名前と姿を知ることができます。

  

また、文章は短いですが、カタカナがあるため、子ども自身が読むには小学校低学年むきだと思います。

 

この絵本の魅力は言葉遊びとイラスト。

 

短い文の中にあるリズムの良さとイラストの説明がきっちり行われています。

 

かわいらしいイラストの中には、リアルな野菜がまるっと描かれていて、子どもたちに野菜のそのままの姿を伝えています。

 

4歳児の子どもたちに読み聞かせると、短い物語なので、あっという間にストーリーを覚えて楽しんでいました。

 

子どもたちの笑いが起きるのは、かぼちゃのぼっちゃんが川に落ちるところです。

 

それでも次のページで、文章に説明されていない、ぼっちゃんが助けられるシーンに気づく子どもたち。大人が文字に注目するのに対し、子どもたちはイラストもしっかり見ていることを改めて感じました。

 

気になった方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

 

『おばけのてんぷら』『ねないこだれだ』 ~2歳児に読んでみた~

今回は『おばけのてんぷら』という絵本を紹介します。

 

~あらすじ~

うさこが山へくさつみに行くと、こねこくんがお弁当を食べています。

おかずの天ぷらを食べたうさこは、自分でも作ってみることにしました。

うさこがごきげんで天ぷらを揚げていると、においにさそわれた山のおばけが、そーっとしのびこんできました。そして...

 

内容からすると2歳児向きかなと思い、読んでみました。

文章量は少し多めなので、子ども自身が読むには小学校低学年向きかなと思います。

 

イラストはかわいらしいちぎり絵風。

 

 この絵本は『ねないこだれだ』と合わせてよむのがおすすめ。

 

なぜなら、『ねないこだれだ』で怖いイメージとして定着したおばけの面白い一面が、この『おばけのてんぷら』で描かれているからです。

 

ちなみに、『ねないこだれだ』は1歳児向けの絵本です。

 

子どもたちが盛り上がったポイントは2つ。

 

1つ目は、うさこが眼鏡を天ぷらにしてしまう場面。

子どもたちから笑いが起こりました。

 

2つ目は、おばけが天ぷらにされてしまう場面。

子どもたちは、おばけがこのまま食べられてしまうのか、ドキドキの緊張感の中で身を乗り出して見ていました。

おばけが逃げ出すと、ホッと胸をなでおろしていました。

 

 気になった方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

『あひるのたまご』 ~3歳におすすめする絵本~

今回は『あひるのたまご』を紹介します。

この絵本は読み聞かせには3歳から。

子ども自身が読むには小学生初級向きとのこと。

初級ということは低学年までという意味でしょう。

 

文章量からすると、確かに読み聞かせには3歳児向き。

子ども自身が読むには、漢字はないですが、5歳児には少し難しい量なので、小学校低学年向きというのは頷けます。

 

この絵本は、以前紹介した『あめふり』と同様、ばばばあちゃんシリーズの絵本です。

 

kamonohasisuzu.hatenadiary.jp

 

 

このシリーズはとにかくストーリーが面白い!

 

今回もばばばあちゃんのおかげで大騒ぎになります。

 

~あらすじ~

ある日、ばばばあちゃんがおなかを抱えて帰ってきます。

そして、布団に入ったまま動きません。

その様子をみた子犬と子猫は他の動物に知らせに行きます。そして、その動物がまた別の動物たちに知らせていき...

 

動物たちにはお見舞いに行こうと大騒ぎ。

 

ばばばあちゃんの周りはいつも賑やかです。

 

作・絵をしている、さとう わきこさんのイラスト。

動物たちの表情やお見舞いに持ってきているものも、その動物らしさが表れていて、イラストを見ているだけでも面白い作品だと思います。

 

ばばばあちゃんの一挙手一投足にドキドキさせられる、そんな絵本です。

 

気になった方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

『おばけのいちにち』 ~子どもが自分で読むのにおすすめする絵本~

今回は『おばけのいちにち』という絵本を紹介します。

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この絵本は、私が小学校低学年の時に出合い、何度も図書室に借りに行っていた絵本です。

 

文章量と内容からいくと4歳児からが読み聞かせにはいいかな、と思いました。

子ども自身が読むとなると、5歳児~小学校低学年向けというところでしょう。

 

~あらすじ~

ゴロ ゴロ ゴロ

よなかに かみなりがなった。

おかのうえにはおばけのいえがある。

そこでは...

 

 おばけの話ではありますが、ホラーではなくコメディな内容の絵本です。

長新太さん特有のタッチで描かれるシュールなイラスト。

短い文に隠された面白さ。 

 

この絵本の最大の魅力は、長新太さんの独特な世界観です。

深い意味のあるストーリーというわけではないので、大人には面白さが分かりにくいこともあるかもしれません。

 

 この絵本は子ども自身が読むのにおすすめの絵本です。

 

理由の1つ目は子どもそれぞれのペースで面白さが伝わる内容だから。

この絵本はじわじわと面白さが伝わる絵本なので、子どもが自分のペースで文を読み、イラストをじっくり見る方が、よりこの絵本の面白さが伝わるような気がします。

 

2つ目は、句読点が使われていないこと。

句読点の代わりに空白と改行を使って、文章の区切りを表現しています。

文字が大きく、少ない文章量で改行されているので、5歳児でも読みやすいと思います。

 

おばけは一体昼間に何をして過ごしているのか。

だれも知らないおばけの昼間の様子が分かる絵本です。

 

気になった方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!