読んであげたい読みたい本

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気ままな絵本などの紹介ブログです

『きょうりゅうじま だいぼうけん』 ~2歳児に読んでみた~

恐竜が好きな子必見!

 

今回は『きょうりゅうじま だいぼうけん』という絵本を紹介します。

 

~あらすじ~

 ‘‘タンタン‘‘と‘‘ケンケン‘‘は探検が大好きです。

2人は本を読んで、恐竜島を探検することにしました。

嵐の海を乗り越えてようやく恐竜島に着きました。そこには...

 

 さっそく恐竜を発見をしたと思いきや、ページをめくると動物たち。

この絵本はなんと仕掛け絵本だったのです。

それは、この絵本の最大の魅力です。

 

物語を邪魔しない程度の、それでいて物語の軸となる仕掛け。

 

そして、最後はその仕掛けを最大限に利用したどんでん返しが待っていたのです。

 

この絵本を見た子どもたちは、動物の登場や仕掛けを楽しんでいました。

 

子どもたちが盛り上がるのは、最後の見開きを両面さらに開くという大仕掛け。

ページをめくると、子どもたちは身を乗り出して見ていました。

 

気になった方、恐竜が好きなお子さんがいらっしゃる方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに! 

 

 

『あおくんときいろちゃん』 ~2歳児、色水遊びの前に読んでいる絵本~

毎日蒸されるように暑い日が続き、プールが楽しい時期真っただ中。

ニュースを見ると、暑すぎて小学校ではプール中止の地域があるようですね。

 

さて、プールの合間に色水遊びをする園もあると思います。

そこで今回は『あおくんときいろちゃん』を紹介したいと思います。

 

 ~あらすじ~

あおくんはお友達がたくさんいますが、一番の仲良しはきいろちゃんです。

ある日、あおくんはきいろちゃんのところへ遊びに行きますが...

 

この絵本は2~3歳児向きだと思います。

 

2歳児にとってはページ数が少し多い気もしますが、色の変化に興味を持てるようになる時期なので、やはり2歳児からが良いのではと思っています。

 

そして、この絵本の良いところは、色の変化の面白さを伝えつつも、しっかりストーリーがあるというところ。

 

子どもたちはあおくんときいろちゃんがくっつく場面では興味津々に、泣く場面では心配そうに、元通りになるとほっと一安心。1ページ1ページを夢中で見ていました。

 

そして、豆知識。

この絵本のストーリーは、作者のレオ・レオーニさんがお孫さんにお話をせがまれたことで生まれたものだそうです。本当だとしたら、即興とは思えないほどしっかりしたストーリーです。

 

色の変化に興味を持ち、すんなり受け入れらる1冊です。

気になった方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

『ざりがにさんとさわがにさん』 ~2歳児に読んでみた~

今回は『ざりがにさんとさわがにさん』という絵本を紹介します。

 

 この絵本は年少向けということですが、2歳児に読んでみました。

 

理由は絵本の内容にあります。

 

~あらすじ~

ざりがにさんとさわがにさんは、大の仲良しです。

二人は散歩に出かけて手袋を見つけます。それを二人は自分がほしいのだと、取り合います。すると...

 

自我が芽生え始める2歳児。この時期は物の取り合いが発生しやすい時期です。

 

言葉が少しずつ話せるようにはなってきているけれど、上手く伝えられずに、つい手が出てしまうことも。

そんな時期です。

 

 

この絵本はそんな子どもたち目線の一冊です。

 

「ほしい!」その気持ちだけが大きくなって、とうとう壊れてしまった手袋。

 

そんな場面を見て、子どもたちなりにそれぞれ感じているようでした。

 

「あーあ...」と残念そうな顔をする子も。

 

でも、この絵本はそんな悲しい場面では終わりません。

 

最後は仲直りをして半分ずつ使う姿にほっとする。そんな物語です。

 

 

「どうすればよかったのかな?」

 

読み終えて、こんな言葉を投げかければ、子どもたちなりの答えが返ってきます。

 

「‘‘貸ーしーて‘‘する!」(このクラスで貸してほしい時に使う言葉)

(「貸して」という言葉を使って、取り合う前にお互い意思表示をして使う順番を決める。)

 

これがこのクラスではベストアンサーに決まりました。

 

上手くやりとりできるといいね。

 

古い月刊絵本で、なかなかない貴重な一冊ですが、気になった方は読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

『でんしゃでいこう』 『でんしゃでかえろう』 ~1歳児に読んでみた~

今回は『でんしゃでいこう』『でんしゃでかえろう』という絵本を紹介します。

この絵本は、電車が駅を出発して次の駅に到着するまでを描いた絵本です。

 

この絵本、なぜタイトルが2つあるのかと言いますと、なんと、前からも後ろからも読むことができる絵本だからです!

 

前から読むと『でんしゃでいこう』。後ろから読むと『でんしゃでかえろう』。

 

本というのはおしまいが一番満足感があり、同時に物語が終わってしまったという寂しさを感じるものです。

その点、この絵本はおしまいではなく、「今度は帰ろうか」と、また物語がスタートするのが魅力です。

 

1歳児の子どもたちは、‘‘デデン ゴゴー‘‘、‘‘ドデン ゴゴー‘‘など、ページごとに変わる音の響きを楽しんでいます。

 

余談ですが、2歳児の子どもたちにも読んでみました。

子どもたちは、それぞれのページで電車を探しては「あったー!」「ここ!」と楽しんで見ていました。

 

電車が好きなお子さんにはたまらない1冊です。

よかったら読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

『かめくんのさんぽ』 ~1歳児に読んでみた~

今回は『かめくんのさんぽ』という絵本を1歳児に読んでみました。

皆さんは福音館書店の月刊絵本をご存じですか? 

 

これの『かめくんのさんぽ』は月刊絵本で買ったものです。

とはいっても一年ずっと購読しなくても、大きい本屋さんにいけば、毎月の絵本を置いているので、実際に手にとって好きなものだけを購入することができます。

 

年齢は幅広く、10か月~2歳、2~4歳、4~5歳、5~6歳と4種類あります。

 

値段はどれも389円+税でとてもお手頃価格!

 

有名作家さんの絵本も出ますし、いいことずくめです。

 

デメリットを挙げるなら、少ない冊数で仕入れているので、売り切れた際は店員さんに声をかけないと仕入れてもらえないという点です。

 

私は毎月本屋さんに通いつめています。

 

話を絵本に戻すと、なかのひろたかさんの絵本はシリーズもの。

 

このほかに、『ぞうくんのさんぽ』や『ぞうくんのおおかぜさんぽ』などのさんぽシリーズがあります。

どれも素敵な絵本なので、いずれ紹介していきたいと思います。

 

~あらすじ~

きょうはぽかぽかいいてんき。

かめくんはごきげん。「さんぽにいこう」

かめくんはわにくんに出会い、さんぽに行こうと誘いますが...

 

この絵本、実は年中向きとのことなのですが、文章量、ページ数共にそう多くはないので、試しに読んでみました。

 

するとなかなかに好評で、‘‘ぐうぐうぐう‘‘と動物たちが眠る場面では笑いが起きたり、かめくんがぞうくんの背中から落ちる場面では、はっと注目して物語に引き込まれる姿があったり。

 

盛り上がりはやはり、かめくんが落ちる「うわー!」の場面です!

 

さんぽが楽しくなるよう、おさんぽに出かける前にも読んでいます。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

『いないいないばぁあそび』 ~0歳児におすすめする絵本~

今回は『いないいないばぁあそび』を紹介したいと思います。

 

 

子どもは絵本だけでなく、読み手の表情も見ているようです。

 

実際読んでいて時々目が合うこともあります。

 

そんな子どもたちと触れ合いながら読めるのがこの絵本です。

 

以前保育の研修に参加させて頂いた際、‘‘赤ちゃん(0歳児)は笑顔に注目するため、いないいないばぁは変顔ではなく笑顔で。笑顔で「いないいない」時の不安を安心させてあげるものです。‘‘という話を聞きました。

 

そこでこの絵本。

この絵本は、私が今でも母に読んでもらった記憶がある絵本でもあります。

 

イラストは作者の木村裕一さん独特の落ち着いた、それでいて見やすいイラストとなっています。

 

ストーリーは動物やかいじゅうが順々に「いないいない...」、しかけページをめくり、「ばぁ」をしたイラスト。

 

大人からすれば、たったこれだけの話なのですが、その中にこそ0歳児ならではの面白さが隠されています。

 

それこそ、‘‘いないいないばぁ‘‘の魅力が詰まっています。

 

やっぱり最後は読み手の笑顔が一番光る一冊です。

 

気になった方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!

『だるまさん』シリーズ ~0歳児におすすめする絵本~

今回は『だるまさん』シリーズ3冊を紹介します。

『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』です。

 

ブックスタートの絵本は色々紹介されていますが、今回はその中でも個人的におすすめする絵本を紹介したいと思います。 

 

どの絵本も初めは年齢のこともあり、リアクションがなくて悲しくなることもあると思いますが、絵本は無理強いせずに根気よく読んでいくことも大切。

 

ある日、子どもが反応してくれるようになった瞬間は、とっても嬉しいですよね。

これは、そんな我が子の成長を感じられる絵本です。

 

 

まず1冊目。『だるまさんが』

だるまさんシリーズで子どもたちに人気の絵本です。

 

これはだるまさんの動きを真似して盛り上がっています。

 

「だ・る・ま・さ・ん・の」でだるまさんの真似をして体を揺らすと、子どもたちも真似をして体を揺らしてくれることがあります。

 

「どてっ」や「ぷしゅー」などでだるまさんの真似をしてジェスチャーをすると、子どもたちが注目してくれたり、笑ってくれたりします。

一番大切なのは、最後の「にこっ」で読み手もとびっきりの笑顔を見せること。

 

 

2冊目。

『だるまさんの』

だるまさんの体の部位が登場する絵本です。

目や髪の毛を指して楽しんでいます。

 

1歳児になるとこのページでだるまさんが歯ブラシを持っていたり、帽子をかぶっていたりすることに気づく子もいます。 

 

 

3冊目。

『だるまさんと』

親しみのある、イチゴやバナナなどが登場します。

 

この絵本は親子で思いきりふれあえる絵本です。絵本を真似して「ぽにん」としたり、「ぎゅっ」としたり。子どもたちとふれあい遊びをしながら読み進めることができるので、絵本に集中できないお子さんにもおすすめの絵本です。

 

 

気になった方はぜひ読んでみてください。

 

見て頂いてありがとうございました。

次回をお楽しみに!